この記事では、キッチンのショールーム見学前に知っておくと安心の【キッチンパーツ】を紹介しています。
新築を建てる時…リフォームをするとき…
キッチンを選ぶ時はショールームを予約して、決めることがほとんどだと思います。
ショールーム見学は1回の予約で大体1時間程度。
その間にたくさんの事を決めなければいけません。
日常的に使っているキッチンですが、プランを立てるのは意外と大変です。
カタログが分厚すぎて、どこを見たらいいか分からない…
いざプラン作成になると情報量が多すぎて疲れてしまう…
結局よく分からないまま、色だけ好きな物を選んで帰ってきた。
なんていう話をよく聞きます。
毎日キッチンに立っていても、パーツや素材について考える事はめったにないと思います。
日々同じ流れで使っているため、不便があっても実際は気づかない事がほとんど。
見学前に選ばなければいけないパーツだけでも知っておくと、カタログも見やすくなり、ショールーム見学のときも理解しながら進める事ができますよ!
プラン作成時に選ぶキッチンパーツ
1時間のショールーム見学で、アドバイザーさんと決めていくパーツは意外と沢山あります。
ワークトップ(天板)
ワークトップの素材、色合いを決めます。
キッチンの中でも見えている面積が意外と広く、全体のイメージを作るのがワークトップ。
素材によって傷や汚れに強いなどの特徴も様々です。
シンク
シンクの素材、形を決めます。
意外と種類が豊富なのがシンクです。
ワークトップとの繋ぎ目がなく掃除のしやすいシンクや、水の流れを作ってゴミも流れやすくするシンク、作業台に変わるシンクなどメーカーによっても様々です。
加熱機器の種類 ガス・IH(魚焼きグリル)
まずは、ガスかIH(電磁調理器)どちらを導入するか決めます。
リフォームの場合も、現在ガスを使っていてもIHへ変更する事が可能です。
ガスコンロやIHにもグレードがあり、魚焼きグリルを付けるかどうかも選択できます。
グリルを付け場合、その部分を収納に変更できるキッチンもあるので、最近はグリルを付けない方も増えています。
レンジフード(換気扇)
各メーカーが掃除のしやすさに特化したレンジフードを扱っています。
どの機能が自分のライフスタイルに合うか想像すると選びやすいですよ!
水栓 浄水器
キッチンの中で1番使う物と言えるのが水栓です。
タッチで水が出るタイプや、センサーで自動吐水するタイプなど意外に種類があります。
浄水器をつける場合は、ビルトインタイプ(水栓とは別蛇口、カートリッジはシンク下)
又は、水栓一体型(水栓のヘッドにカートリッジを入れるタイプ)を選ぶ事ができます。
ビルトイン家電(食洗機・オーブンなど)
食洗機を使いたい場合、後付けの物だとかなり場所を取るためビルトインがおすすめです。
今、特に人気が高まっているのが【海外製食洗機】
各キッチンメーカーで取り入れる事が可能です。
キッチンを買い替える予定はないけれどビルトイン食洗機にしたい…
という場合はお近くのリフォーム店に相談してみてください。
多くの場合、収納の一部を食洗機に変更することができます。
(電気配線・電圧・水道の関係で不可の場合も…)
料理、お菓子作りが趣味の方にはビルトインオーブンもおすすめです。
収納の量、キッチンの大きさなどと比較して検討する必要があります。
キャビネットの素材(構造)
一般的なキッチンの構造は木製です。
その他、メーカーによってステンレス製やホーロー製などがあります。
木製でも収納の中板にステンレスを採用することで、掃除がしやすく楽に清潔を保つ事ができますよ!
扉の色、素材
扉の色にはグレードがあり、キッチンのシリーズによって選べる物が違ったり、オプション料金のかかる色もあります。
形状の違いは多少あっても「なぜ色が違うだけでこんなに値段が違うの?」と思いますよね。
実は表面の素材、扉フチの仕上げなどに違いがあります。
【化粧紙】
1番手頃ですが、紙なので経年劣化が1番早いです。
表面の掃除にもアルコールやハイターを使うと変色や剥がれが起きる可能性もあります。
【メラミン樹脂】
樹脂でできているため丈夫で衝撃にも強く化粧紙に比べて長持ちします。
【メーカーオリジナルの素材】
各メーカーの得意な仕上げがされた扉もあります。
ステンレスやホーロー、特別に塗装された扉など。
素材の名前や種類に関してはカタログの扉詳細ページに記載がありあます。
また、キッチンに色に合わせたキッチンパネルを選ぶ必要もあります。
キッチンパネルに関して詳しくはこちら↓
吊戸棚 その他収納(カップボードなど)
キッチンの大きさは一緒でも、グレードによって収納の奥行きなどに違いがあります。
背面収納、カップボードは意外と重視されない部分ですが、後付けの収納や市販の食器棚よりスペースを有効に使えるためキッチンと合わせて設置する事がおすすめです。
予算的に厳しい…という場合、IKEA、ニトリなどのカップボードを合わせるという手もあります。
その場合、組み立てや設置を自分で行う必要があります。(組み立てサービスなども有り)
吊り戸棚への出し入れが面倒で倉庫になってしまっている…
何が入っているか思い出せないくらい使っていない…
低身長の方、リフォームの方におすすめなのが自動昇降の吊り戸棚。
自動で目線まで降りてくるため食材のストックにもおすすめです。
意外に知られていませんが、吊り戸棚部分は食器乾燥機に変更する事も可能です。
意外と種類の多いキッチンパーツ
今回はパーツの種類を紹介しました。
パーツによって、まだまだ沢山の商品があります。
これだけの物を一度では決めきれませんよね…
スケジュール調整、予約、訪問見学。
更に複数のメーカーを見学するとなると、同じメーカーを何度も見学するのはなかなか難しいです。
これが最後は疲れてなんでも良くなってしまう原因の一つです。
ショールームへ行く前の情報収集はとても大事。
事前にカタログなどを見て取り入れたい商品を決めておき、ショールームでは材質や機能の確認をする段階だと、余裕をもって見学ができます。
工務店さんやリフォーム店さんに確認をして、ショールーム見学前に大まかなプラン作成をお願いしてみてください。