【トイレリフォームの費用相場】工事の種類・失敗しないポイントを紹介。補助金・助成金が使える場合も。

トイレ

ウォシュレットトイレの寿命は7〜10年程度。
そろそろ交換したいな、と考えていても何から始めればいいの?費用や日数は?など…不安が多いと思います。
この記事では、リフォーム開始前に事前に知っておくと安心なポイントを紹介いたします。

トイレをリフォームするメリット

  1. 節水効果
    20年ほど前のトイレは、1度流すごとに13リットル程度の水を使っていました。
    近年のトイレは5リットル程度で流すことがるため、かなりの節水効果がみこめます。
  2. 掃除が楽になる
    一昔前の便器は、すぐに黒ずんだり汚れが付着して取れにくい事が多くありましたが、近年では便器の表面に汚れを弾くコートが施されていたり、掃除がしにくい便器のフチがフラットな設計となっているものも。
    便座側面に凹凸のないデザインやタンクレスタイプのトイレを選ぶと更にお掃除が楽になります。
    ※タンクレスタイプは水圧の条件によって設置NGな場合もあります。(排水管や2階のトイレなど)

トイレ交換の費用相場

トイレリフォームを考え始めた時に1番気になるのが費用だと思います。
パターン別の費用相場とリフォーム内容を紹介いたします。

便座部分・ウォシュレットのみ交換

費用相場 5万〜
トイレは便器と便座に分かれており、便座のみの交換が可能です。
それぞれ違うメーカーの物を設置する事も可能ですが、便座の大きさが合わないと不自然な仕上がりとなってしまうため、サイズの確認が必要です。
業者などに依頼せず、ホームセンターなどでウォシュレット便座を購入し、設置する方もいらっしゃいます。
その際はコンセントの位置、必要電力などの確認が必要です。

便器ごと交換

費用相場 10万〜
便器に劣化がある場合や、一体型のトイレへリフォームしたい場合は便器と便座を丸ごと取り替える必要があります。
既存の物と新しいもので床に接している面積が大幅に異なる場合、床材の張り替えが必要になる場合があります。

内装工事を含むトイレリフォーム

費用相場 15万〜
最も多いトイレリフォームの事例はトイレの交換と床材の張り替えです。
クロスの張り替えや、独立型手洗いの交換なども含めると費用は20万〜30万程度。
システムトイレへ変更する場合は30万〜

システムトイレとは?
手洗いやキャビネット、カウンターなどがセットになっていて空間に一体感を持たせる事ができます。
間取りに合わせた収納の設置が可能で、色や素材などを自由に選ぶ事ができます。

バリアフリーを目的としたトイレリフォーム

トイレをバリアフリーにする場合、工事内容によって費用は様々です。
手すりの設置のみなら3万〜。
ドアの変更や内装工事など、組み合わせによって費用が異なります。

バリアフリー対応のトイレリフォーム

  • 手すりの設置
  • 引き戸へ変更、ドア間口を広げる、段差の解消
  • トイレスペースの拡張
  • 床材を滑りにくい素材に張り替え
  • 和式トレから洋式トイレに変更
【補助金・助成金の活用】
バリアフリーを目的としたリフォームの場合、県・市町村の補助金などが使用できる場合も。
担当のケアマネージャーなど資格のある方に申請をお願いする必要があります。
リフォーム開始後では申請できない場合が多いため、市役所など担当の役場で相談をしてからリフォーム業者を探すことをお勧めします。

トイレリフォームにかかる日数・時間

施工内容によってリフォームにかかる日数は様々です。
数時間から数日かかる事も

便座・ウォシュレットのみ交換

1時間〜

便座のみの取り替えは数時間で完了します。
取り替え作業のみなので、ホームセンターなどで購入し、ご自身で取り付ける方もいらっしゃいます。
プロに頼む場合は、工務店・リフォーム店の他に、水道業者も対応してくれます。

トイレ本体ごと交換

3時間〜

トイレ本体を含む交換工事の場合、3時間から半日程度かかります。
解体の際に劣化などが見つかった場合は、補強や施工が必要になる場合も。

トイレ空間ごとリフォーム

半日〜

トイレ本体・床材の張り替え・壁紙の張り替えなど、トイレ空間ごとリフォームする場合は半日から1日程度かかります。

和式から洋式に変更・システムトイレの設置等

2日〜

和式から洋式に変更する場合は、解体作業、配管工事などで2日〜3日程度かかります。
工事期間はトイレが使えなくなりますので、仮設トイレの使用などを業者の方と打ち合わせる必要があります。

システムトイレへリフォームする場合も、手洗いやカウンターの設置など、工事項目が多いため、完了まで数日かかる事があります。

トイレリフォームで失敗しないためのポイント

家族全員が毎日使うトイレ。
後悔のない、失敗しないリフォームにするためのポイントを紹介します。
余計なお金と時間を使わないためにバランスの良いプランを検討してみてください。

見積もりは複数の業者からもらっておく

トイレ本体に定価があっても施工の内容まで適正価格かどうかを判断する事は困難だと思います。
3社程度から見積もりを貰っておくと平均的な価格が分かりやすいと思います。

  • 【施工一式】という項目は注意
    設置費・配管施工費・既存便座の処分費 など…
    見積もり項目の種類は多くあるはずですが、施工費を一式と表記されてしまうと、それぞれの単価も分かりませんし、そもそもどんな施工をするのかも分かりません。
    契約後に補修費を請求された。という事例もありますので注意が必要です。
  • 安すぎる見積もりは注意
    異常に安い見積もりを提示されている場合、必要な施工が見積もり金額に入っていない場合も。
    見積もり項目を見比べてみると違いが分かりやすいので、疑問がある場合は契約前に必ず確認してください。

床・床材の状態を確認する

既存のトイレと新しく設置するトイレで大きさが異なる場合や、床に接している面積が変わる場合、
トイレだけを取り替えてしまうと、床材の凹んでいる部分や床材を貼っていない面が出てしまう事がありあます。
床材を張り足す事も可能ですが、便座ごと取り替える場合は、床材も一緒に張り替えることをおすすめします。
掃除もしやすくなり、見た目も綺麗に仕上がります。

床自体が劣化して、歪み・沈みが出ている場合もあるため、現場調査をしてもらう際に確認することをおすすめします。

間取り・トイレサイズの確認をしっかり行う

意外と見落としがちなのがトイレのサイズです。
トイレの奥行きは特に注意。
座った時に足が窮屈にならないサイズを選ぶ必要があります。

メーカーやシリーズによってサイズは様々。
既存のトイレを採寸してから新しいトイレを見に行くとスムーズに相談ができます。

ペーパーホルダー・タオル掛けなどの位置は、トイレに座った状態で使いやすいか確認してから決めてください。
良かれと思って邪魔にならない所に設置したら使いづらくなった…
などの失敗例もあります。

年後を想像して無駄のないリフォームプランを!

プランを作成する時は、10年後、15年後、どんな暮らしをしているか想像をしてみてください。

便器や床の劣化も進んでいる場合、ウォシュレットのみを交換してしまうと数年後に再度リフォームをしなければいけなくなってしまいます。
その場合、出張費などが2回分かかってしまうため1度で済ませてしまった方が、出費を抑えることができます。
便器とウォシュレットを同じシリーズで統一したり、一体型トイレを選ぶ事で、見た目もスッキリしますし、掃除も楽になります。

家の水回り設備は20年を目安にリフォームが必要になってきます。
浴室・キッチン・洗面など、全体のリフォームを考えた予算計画が安心です。

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